閻魔様 ご開帳

江戸三閻魔 プラス1閻魔

2017.1.15


1月16日は閻魔さまの縁日に当たり、地獄の釜の蓋も開くといわれる薮入りです。
 東京に幾つかある閻魔堂も、期間限定で閻魔様をご開帳しているので、七福神巡りならず、四閻魔巡りをしてきました。 
     


最初に訪れたのは北千住の赤門勝専寺です。
閻魔様の縁日なので、参道には多くの出店が並んでしました。
  左の写真は本堂です。最初分からないで本堂の中を覗いていましたが、閻魔堂は別にありました。
堂に祭られているのは千手観音で千住の地名の由来ともいわれています。
     
 境内にあった、鐘撞堂  
閻魔様の姿です。
事務所に飾られていた生け花と凧 
     
   


ご朱印を頂いて、次の閻魔様へ向かいます。  
     


千代田線と丸の内線を乗り継いで、後楽園駅に着きました。
いつもと反対方面から見える東京ドーム
えんま通り商店街で左折
     


源覚寺に着きました。なにやら人山が出来ています。
山伏が太鼓や薪を焚いて祈祷していました。  
     


左上の写真が閻魔堂、左下は毘沙門天堂。
中央が閻魔様の姿です。右は毘沙門天、石川七福神の一つになっています。
この写真では良く分かりませんが、閻魔様の右目が黄色く濁っているように見えます。
この右目にはあるいい伝えが残されているのです。 昔、源覚寺に目を患う一人の老婆が参拝に訪れ、「目がよくなりますように」と、ずっと祈願しました。
21日目の夜、夢の中にえんま様が現れ、「願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、一つをあなたに差し上げよう」と老婆に告げました。
老婆は目が見えるようになり、喜んで閻魔堂を訪れ、えんま様の右目が変わっていることに気がついたのです。
その後、老婆は好物のこんにゃくをお供え続けたことから、こんにゃく閻魔と呼ばれています。
     
 


事務所でご朱印を頂きます。  
     


境内を奥に進んだ先には、塩がかけられた2体のお地蔵様。
「塩地蔵尊」と呼ばれ、お地蔵様の体に塩をつけてお祈りすることで、体の悪い部分が治るといわれています。  
     


後楽園駅に戻り、再度丸の内線で新宿御苑駅で下車、これまで2度訪れたことのある内藤新宿太宗寺に向かいました。
途中で見つけた細いビル!  
     


最近では3年前のお正月に新宿七福神めぐりで訪れています。
でも、閻魔堂は格子戸が閉まられ真っ暗であまり見ることが出来ませんでしたが、
今日は閻魔堂の中まで入ることが出来ました。 
     
   

この閻魔様、別名つけひも閻魔と呼ばれ、人食い伝説まで残っています。  
大昔いくらあやしても止まない赤ん坊に
「そんなに悪い子だと閻魔様に食べられてしまうよ」と言うと、鳴き声はぴたりと止みました。
ほっとした乳母が、振り向くと背中から赤ん坊の姿が消えていました。
あわてて境内を探すと、閻魔像の口から紐がぶら下がっているのを発見。
それはさっきまで赤ん坊をおぶっていたおんぶ紐でした。という話。

また、左は奪衣婆です。
 三途の川に渡し賃の六文銭をもたずに来た亡者の着物を剥ぎとります。
ちなみにこの剥いだ着物の重さで死者の罪が軽減されるとも言われています。  
     
 

嘘つきの舌を抜く閻魔様のペンチ!
人の背丈ぐらいあります。
 塩かけ地蔵です。
願掛けの返礼に塩をかける珍しい風習のあるお地蔵様です。
     


本堂です。布袋尊が祭られています。  
     
 

ご朱印を頂き、本日最後の閻魔様に会いに行きます。
新高円寺駅で下車して、華徳院に到着しました。
この周辺はとても多くのお寺があります。 
     


  事務所の方に聞くと、本堂に入ってご覧になって良いですよということでしたので、中に入ってみました。
唯一本尊を閻魔様にしているお寺です。
     


私たちの他には誰も拝観する人はいませんでしたので、じっくり見ることが出来ました。
閻魔様は二体あります。
華徳院は以前蔵前にあったが 関東大震災で焼失。その後牛込行元寺の閻魔王像を迎えて本尊としたものと、
蔵前の旧地に日光輪王寺から迎えた閻魔王像を祀り、仏堂としていましたが戦災のため焼失。さいわい閻魔王像は無事だったので、当寺に遷されたものの二体です。 
     


この日は今年最高の寒波が来襲、午後になっても溶けないで、厚い氷が張っていました。  
     
  

拝観を終えて、駅に向かう商店街の中で見つけた、美味しそうなPIZZ屋さん
ここで、遅くなった昼食をとりました。美味しかったですよ。    
     


これが、本日のご朱印一覧  
   
  

これは、新宿伊勢丹で買ったショーンのくるみのクッキー
  
                                       
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