2012 尾瀬沼から尾瀬ヶ原ハイキング

7月25日に夜行バスに乗り、山小屋一泊二日の尾瀬沼、尾瀬ヶ原トレッキングをして来ました。
尾瀬には、昨年来たかったのですが、豪雨で尾瀬も被害を受け、1年間延期していました。

 午後7時30分 JR幕張駅
これから、東京駅に向かいます。
 東京駅の八重洲口
蒸し暑いです。
色々なところへ向かうバスが、何台も
行き来していました。
ヤンマービルの前でバス待ち中!
   
 

東京駅を夜10時に出て、新宿経由で
早朝の4時ごろ戸倉に到着しました。 
空には明けの明星「金星」?が・・・・
 


ここで、鳩待峠に向かうみなさんは別のバスに乗り込み
大清水から入山組と別れました。
残った人数はほんの数人でした。半袖ではさむ!
   


戸倉を出発して約1時間後、 
大清水に到着
ずいぶん明るくなっています。
   


登山道入り口の脇に祠がありましたので
登山の無事を祈って、いざ出発!
   


今年に入ってから毎日夜に5kmのウォーキングをしていたので
歩くのはちょっと自信あり。 
今頃は、マンションの庭でラジオ体操が始まった時間
みんな頑張ってやっているかな。
   


途中には、尾瀬川や川に流れ込む小川などを眺めながら坂道を
1時間登ってくると、一ノ瀬休憩所に着きました。まだ休憩所はしまっていましたが
ここで、いっぷく。
   

橋を渡ると分岐点がありました。
そこは、右折して細い登山道に進みます。
ここからが、トザン! 
   


滝の音が、いたるところから聞こえてきます。
   
 

こうして、湧水をも飲むことだってできます。
とても冷たくて、最高の味です。
 どこまで行っても、三平見晴にたどり着きません。
もう、1時間以上も急な坂を上りっ放しです。
 
 もう、くたびれて歩けませんわ。

と、思ったら
三平峠までやって来ていました。
いつの間にか、見晴は過ぎていたのです。 
   
 峠からは、下り坂
15分も歩くと、木々の間から
尾瀬沼が現れました。
三平下です。


 尾瀬沼休憩所まで来て、ここで昼食。
ツアーで予約しておいた、
おにぎり弁当を食べました。
時間は、午前8時ごろ。
   


朝食をとって元気を 取戻した僕たちは、尾瀬沼ビジターセンターに向けて再出発。
   


途中の景色は最高。
とても気持ちいい。
群生するワタスゲが、ゆらゆら揺れています。
   

 ビジターセンターに着きました。
 尾瀬沼休憩所から、約1時間かかりました。
ビジターセンターでは、尾瀬の動植物や
四季の様子など、お勉強。
 センターの隣にある長蔵売店にも立ち寄ってみました。
 
 

長蔵山小屋です。
尾瀬で一番最初に出来た山小屋です。
 大江湿原分岐を沼尻平に向かいます。
   


これまでの山道とは別世界の湿原ハイキングに、これぞ尾瀬だぁ!
と喜びながら木道歩きを楽しんでいます。    
 


 オゼヌマアザミと
いわゆる、名も知らぬ蝶々です。
カキツバタ 
   
浅湖湿原まで歩いてきました。
向こう岸は、三平下です。 
   


日が強くなってきました。
暑い! 
   
 

現れたのは、沼尻休憩所。
ビジターセンターを出てから約1時間
 休憩所から眺めた尾瀬沼です。
ここで、湿原とはお別れです。
   
 

見晴まで一気に行きましょう!


 白砂峠に向かう途中には
尾瀬沼に流れ込む、澄み切った流水を
見ることができます。
   
 



キンコウカです。
 

この植物はたくさん生えています。
画面ではわかりませんが、デカいです。
葉っぱ一枚の大きさは1mぐらいあります。
名前は分かりませんので、僕は
巨大雑草と呼んでいました。
   
 

日本一小さなトンボ
ハッチョウトンボです。
子供のころに千葉市でもたくさんいた
糸トンボ。
最近は全く見ることができなくなりました。 
   


また、山道登りが始まりました。
岩を登ったり、木の階段を登ったり 
   


巨大な木が根っこごと倒れて道をふさいでいました。
もう、坂道は懲り懲り
用意した軍手をして岩を掴みながら登ります。 
   
 

白砂峠です。
 ここからは、下り道。
   


白砂峠から1時間半歩いて、ようやく本日の目的地
見晴に到着しました。
昼食は弥四良小屋で、その前に
生ビールとアイスコーヒーで乾杯 
   
 

談話室で、友達に手紙を書いている唐辛子
この日テレビではオリンピックでサッカー女子が
予選一回戦を勝ち進んだニュースを伝えていました。
 朝からヘリコプターが飛び回っていました。
   


今日はヘリコプターで荷物を山から降ろす日だったそうです。
   


夕飯です。 
お腹が減っていたので、ご飯を3杯御かわり。
   
 

メニューです。
小屋の真上に天の川が流れています。
 夕飯を終えると、同じ山小屋で経営している
喫茶店にお茶を飲みに行きました。
   


夕方の山小屋周辺の風景です。 
   


面白いアイスコーヒーでしょう。
味も香りも大人の雰囲気で満足 
   
 喫茶店から眺めた夕焼け

 夜7時30分
湿原まで蛍を見に行ってきました。
真ん中の左に見えている白い点
埃ではなくて、蛍の光です。
ヘイケボタル。
   
ホタルを動画で撮ってみました。左上にほんの少しだけ光って見えます。 
 

 
テレビもなく、夜の9時には消灯です。
疲れ切っていたのでバタンキュー

朝を迎えました。
朝食のメニューです。梅入りとろろ美味しかったです。
   


今日は尾瀬ヶ原を通ってゴールの鳩待峠まで約15kmのハイキング
宿泊した「原の小屋」の前で記念撮影
   


天気は最高!
気持ち良い!   ただし、足の筋肉痛は辛いなぁ。
   
六兵衛堀で見ることのできた花です。 
   
花の名前がわかりません・・・・
知っている方がいたら教えて! 
   
 

湿原の端には森があります。
この森の中には多くは川が流れています。
   


この先群馬県 
この先福島県
要するに県境です。
   
  森の中を流れる川には橋が渡されています。
いつまで見ていても飽きない美しい川の流れです。 
   
  まるで水が湧いているように見えます。

竜宮小屋に着きました。  
   


竜宮十字路です。 
   
 道しるべ

富士見峠につながる道 
   


 私たちが向かうヨッピ吊り橋に向かう道
もう、 見晴から1.5km歩いてきました。
   


面白い形をした雲が浮かんでいました。 
 


一休みして、さてヨッピ吊り橋目指して進みましょう。 
   


尾瀬といえば、水芭蕉とニッコウキツゲ
ですが、時期的に遅いのと、今年は鹿につぼみを食べられてしまい
あまり多くは咲いていませんでした。
でも、所々で群生して残ったニッコウキツゲを見つけては写真を撮りました。 
   
   牛首まで2.2km
ヨッピ橋はすぐ横
   
 

ちょっと右側に橋があるよ。 
そして、ついでに
ツキノワグマの注意看板が立っていました。
   
 

これが、ヨッピ橋でした。
 川幅も広い
   


最高10人までしか一度に渡ることはできません。
でも、今は誰もいないのでゆっくりしちゃいます。 
   


拠水林とその先にある牛首分岐点に向かいます。 
   
 

たくさんのハイカーが立ち止って
沼の中を覗き込んでいます。
どれどれ、何かいるの?
 まず目についたものは、
透き通ったヌルヌルヌメヌメノ袋みたいなもの。
これは、オタマジャクシの卵の袋です。
   


わかりますか?
サンショウウオが泳いでいます。
基本は平泳ぎ 
   


ニッコウキツゲの群生地発見 
   
 


動物の足跡もよく見ると
あちこちに見つけることができます。
 これは、けもの道です。
夜になれば、ここをたくさんの動物たちが
走っているのでしょう。
   



拠水林です。うっそうとした木々が茂っています。
 拠水林とは、湿原や草原を流れる川のの両岸に流れに沿って続く林のことです。
川の流れによって土砂を運び、自然の堤防となって栄養分が乏しい湿原でも
そこだけが樹木が生えることができます。
   


拠水林は川と湿地で出来ているので
木道も高くしてあります。
この辺は2mぐらいありました。おや東電が昨年造り替えたんですね。
木道にはこうしていつ立て替えたのかわかるように焼印が入っています。 
   
 

クマ除けのベルです。
本当に出会ったら大変です。
カンカンカン!
 
   
   
   


牛首分岐に到着しました。 
   
 

座って休んでいたら、防止に蝶々が止まりました。
近くにいた、尾瀬ガイドの方が捕まえて
蝶の話をしてくれましたが、覚えていません・・・<(_ _)>
 山ノ鼻に向かいます。
   


途中で渡った、橋です。 
   
 鳩待峠から尾瀬に入山してきた
ハイカーとすれ違うことが多くなってきました。
 

少し風があったので水面が波立っていて
見ることができませんでしたが
逆さ燧岳が見えるポイントです。
   


そして、山のように荷物を背負って山小屋に向かうポッカさんにも出会います。
   


赤い植物が目立ってきました。
これは食虫植物のナガマノモウセンゴケです。 
   
 

鳩待からやってくる人々が
どんどん増えて、挨拶するのも大変
 出会ったうちで、一番荷物が多かったポッカさん。
   


ヨッピ川を横断する川上川橋です。 
   
 トンボ

山ノ鼻、尾瀬ロッジです。 
   
 

名物のソフトクリームを注文
冷たくて甘くておいしかったです。
山ノ鼻の清水
湧水のあったこの場所に小屋を建てたのですね。
   
 

ペットボトルに汲んで帰ることにしました。
 
   


 鳩待峠までの道しるべで、道を確認


ナンチュウ鳥か知りませんが
人にも全然動じず
飛ばないでずっと歩いているんです。 
   
 


軒下にツバメの巣がありました。
子ツバメたちがピーピー鳴いて餌をねだっていました
 山の鼻ビジターセンターです。
一応中に入っていろいろ見たのですが
疲れていたのか、あまり覚えていません。
   
 山の鼻から鳩待まで約3.3kmの道のりです。
最後だから頑張るぞ!


一級河川
川上川 
   


川にはイワナが泳いでいます。 
   


しかし、猛烈に暑い!
尾瀬ってもっと涼しいんちゃうの? 
最後の数キロは予想もしなかった急な登り道
   


後5kmだ、後15分だとか、すれ違う方の情報を鵜呑みにして
ただ頑張って登るしかないのです。 
   
 

着いたド〜〜!
 鳩待峠
尾瀬ヶ原の終点でもあり起点でもあります。
   
 

尾瀬に来てから、一段落すると
ビールを飲んでいます。
これまでで一番おいしかったゴールのビール
尾瀬沼に比べ100円安くなっていました。
 帰りのバスの車窓から写した尾瀬鳩待峠
標高1591mの看板
   


午後8時、予定よりずいぶん早く新宿駅に到着しました。
楽しい尾瀬旅行でした。 
  

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