江戸東京たてもの園(千と千尋の神隠しのモデル)

8月2日に東京武蔵小金井の都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園に行ってきました。
幕張からは、電車に乗って1時間半、駅からバスで10分。遠かったです。


宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に登場する建物のモデルとなった建物がたくさんあります。
先ず、ビジターセンターの展示室に入りました。そこには「千と千尋の神隠し」が完成するまでの
沢山の原画や下書き、スタッフの連絡掲示板や、3年間にわたるスケジュール表などが展示されています。
残念ながら、そこは撮影が禁止されていたので、画像はありません。

では、これからビジターセンターを出て、園内を廻ってきます。モデルになった場所が分かるかな?


此処は、高橋是清邸です。2.26事件で当時蔵相だった是清は此処の部屋で殺害されました。

おや、此処に見覚えありませんか?
ハクを追ってきた人型の紙から千尋が窓を閉めてハクを助けたのはこの2階がモデルです。               
 都電ですね。唐辛子が小さな頃住んでいた渋谷でもしかすると本当に乗っていたかもしれません。

 千尋とかおなしが、乗った電車のモデルです。
 看板建築(建物の全面を鉄板で覆った建物)が、千尋たちが迷い込んだ町のモデルです。
東ゾーンには、その町が広がっています。
夜になると店に灯りがついてネオンが輝き始めそうです。
 看板建築で出来た店の中は、当時の品物が並べられています。
 今でもお店に来て誰かが買いに来そうです。(荒物店)
↑これは、映画の中でも印象に残っている方も多いと思います。お風呂場の裏にあった、お風呂に入れる薬などが仕舞われていた戸棚です。
本当は、昔の文房具屋さんなんです。外見は↓
醤油屋さんです。
昔懐かしい、製品やポスターがぎっしり

ポスターは、「トリスウイスキー」と
「新しい調味料スィートミン7」
右のレジスターは木製です。
この場所も、映画の中で印象に残る場所です。千尋の両親がムシャムシャ食べるうちに豚になってしまった、例の食堂です。
↓もそうですよ。
またまた、此処も覚えていますね。かおなしと千尋が最初に会った場所です。↓あの辺りにかおなしが立っていて、唐辛子のいるところで
千尋が桶の水を流して今したっけ。子宝の湯の更衣室の縁側なんです。
←→が子宝の湯です。
ここも映画のモデルになりましたが
道後温泉もモデルになっているそうです。





この交番は万世橋にあったものを移したものです。よ〜く見ると唐辛子を映している僕が中のかがみに映っているんです。→
大正14年の田園調布の家です。
なんと、冷蔵庫や、オーブンそれとミシンがありました。
←そのミシン



こちらで唐辛子がくつろいでいる家は、日本の近代建築発展に尽くした前川國男が住んでいた家です。当然自分が設計しています。昭和17年のものですが、トイレは今と同じ陶器製の水洗便器で、お風呂も現在のものと同じなんです。→
最後に入ったのは、三井八郎右衛門邸
うんまぁ、豪華絢爛!
明治時代の建物なのに、和風3割洋風7割て感じです。京都に建っていたものを移したそうです。
→ルネ・ラリック作のガラスの電灯
千と千尋の湯婆の部屋は「目黒雅叙園」にイメージモデルの部屋があるとか。映画のモデルの建物を探すのと移築・保存がなかったら見ることの出来ない貴重な
建物がたくさんあってなかなか面白い屋外博物館でした。皆様もお時間がありましたらぜひお出かけになってみてはいかがでしょう。
おまけ
唐辛子が台湾へ旅行した時に写した「九ふんの街」です。
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